京峰石だより(blog)

二条城で半日、京都の時間に身を委ねる

二条城で半日、京都の時間に身を委ねる

二条城で半日を過ごす

京都観光というと、どうしても寺社仏閣に目が向きがちですが、たまには二条城でゆっくり過ごしてみるのもおすすめです。

世界遺産として知られる二条城。

実際に訪れてみると、想像以上に広いことに驚かされます。

多くの方は二の丸御殿や唐門を見学し、そのまま帰られるかもしれません。

確かに二の丸御殿周辺は観光客で賑わっています。

しかし、その周辺へ少し足を伸ばすと、人の姿はぐっと少なくなります。

城内をぐるりと歩いていると、

「こんなに静かな場所だったのか」

と思うほどです。


ただ歩くだけでも心地よい

春や秋など気候の良い季節であれば、城内をゆっくり散策するだけでも十分楽しめます。

座る場所は決して多くありませんが、所々にベンチがあります。

少し腰を下ろし、何も考えずに景色を眺めているだけでも不思議と落ち着きます。

観光地でありながら、どこか公園のような穏やかさも感じられます。


この景色を誰が見ていたのだろう

ベンチに座っていると、自然と昔のことを想像してしまいます。

今から約400年前。

この城には徳川将軍家や大名、家臣たちが出入りしていました。

格式ある装束をまとい、この場所を歩いていたのでしょう。

もちろん建物の中は当時と現在では大きく異なります。

しかし遠くに見える山並みはどうでしょうか。

例えば比叡山。

二条城から眺める比叡山の姿は、江戸時代の人々が見ていたものと大きく変わらないはずです。

京都盆地を囲む山々は、何百年もの間、同じ場所にあり続けています。


愛宕山も見えていたのかもしれない

現在の二条城では、樹木の成長もあり視界が限られる場所があります。

西の方角にある愛宕山も、今では見えにくくなっています。

しかし城が築かれた頃は、もっと見通しが良かった可能性があります。

当時の人々も、

比叡山を眺め、

愛宕山を眺め、

季節の移ろいを感じていたのかもしれません。

もちろんこれは想像の部分もあります。

ただ、京都の山並みそのものは昔も今も大きく変わっていないと考えると、不思議な気持ちになります。


京都の魅力は「変わらない景色」にあるのかもしれません

京都には新しい建物も増えています。

街並みも少しずつ変化しています。

それでも京都の魅力は、何百年も前の人々と同じ景色を今も見られることではないでしょうか。

二条城で半日を過ごしていると、そんなことを考えます。

忙しく観光地を巡るのではなく、少し立ち止まって景色を眺める。

そんな京都の楽しみ方もあるように思います。

京峰石もまた、京都の風土や歴史の中で育まれてきた素材を大切にしながらお作りしています。

二条城を訪れた際は、ぜひ少しだけ足を止めて、京都の時間の流れに思いを巡らせてみてください。

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