京峰石だより(blog)
― チーズテリーヌ嵯峨と “京都ゆず” の千年ストーリー ―

1. そもそも「京都×ゆず」は特別だった
京都の奥座敷、【水尾(みずお)】という小さな集落は、
【日本のゆず栽培発祥の地】とされ、鎌倉時代に天皇が植樹したとの伝承が残ります。
また、清和天皇や花園天皇が香りを愛し、栽培を命じたとも伝えられています。
都から峠を越えたこの地では、
「高貴な香りを献上するためだけ」に守られてきた里山農業が今も息づいています。
■ ポイント
生産量より“香の雅”を優先。
江戸後期になっても“京料亭の隠し味”程度にとどまり、商業栽培には向かわなかったのです。
2. 高知や徳島のゆずと何が違う?
京都ゆずは「量より物語」。
高知・徳島は「量と経済」。
――求められた役割が、最初から違っていたのです。
高知・徳島は「量と経済」。
――求められた役割が、最初から違っていたのです。
3. 平安貴族が愛でた 【香りの贅沢】 をテリーヌに
平安時代の食卓では、酸味よりも【芳香】が重んじられ、
柚子は“薬香”として料理に添えられました。
なかでも皮の香りこそが雅の象徴とされていたのです。
京峰石の〈チーズテリーヌ嵯峨〉は、
この文化的背景に着想を得て生まれました。
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水尾の実生柚子果汁を活かし
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西京味噌の旨味を重ねて
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グルテンフリーで仕上げた一切れの贅沢
平安の香りと雅を、
現代のチーズテリーヌに映した、京都ならではの体験をお楽しみください。