京峰石だより(blog)

磨かれる贈り物  開けた瞬間より・・

磨かれる贈り物  開けた瞬間より・・

数日後に思い出されたギフトの話

贈り物は、渡した瞬間が一番大切だと思われがちです。
包装を開けるときの表情や、その場の会話。
たしかに、それもギフトの一部です。

でも、京峰石が大切にしているのは、
もう少し後の時間です。


開けた日は、静かだった。

箱を開けたとき、
「きれいだな」「上品だな」
それくらいの印象だったかもしれません。

派手さはないし、
写真を撮って誰かに見せたくなるほどでもない。

そのまま、冷凍庫に入れて、
数日その存在を忘れてしまう。
そんなことも、きっとあります。


ふと思い出す、ある夜。

仕事がひと段落した夜。
食後に、何か甘いものが欲しくなって、
冷凍庫を開けたとき。

「あ、そういえば、あれがあったな」

その瞬間、
ギフトはもう一度、開かれます。


食べたあとに残ったもの。

ゆっくり解けていく温度。
静かに立ち上がる香り。
一口ごとに、主張しすぎない味わい。

派手な感動はない。
でも、不思議と記憶に残る。

食べ終わったあと、
ふと、贈ってくれた人の顔が浮かぶ。

「あの人、こういうの選ぶんだな」

ギフトが、
その人のセンスや距離感まで伝えてしまう瞬間です。


京峰石が目指しているのは、「後から効く」こと。

私たちは、
開けた瞬間に驚かせることを、あまり重視していません。

それよりも、

  • 数日後に思い出される

  • 会話の中で、もう一度名前が出る

  • 「あれ、良かったよね」と言われる

そんな遅れて届く価値を大切にしています。


贈り物は、消費されるものじゃない。

食べれば、なくなります。
それでも、
記憶の中に残れば、贈り物としては十分です。

京峰石のチーズテリーヌは、
そんなふうに“時間の中で磨かれていく”ギフトでありたいと考えています。


贈るという行為の、その先へ。

もし、
「ちゃんとしたものを贈りたい」
「でも、押しつけがましいのは嫌だ」

そんな気持ちが少しでもあるなら、
このギフトは、きっと合います。

開けた瞬間より、
数日後に、思い出されるために。


▶ 京峰石のチーズテリーヌを見る
https://kyouhouseki.com/products

 

SHARE

著者名